表彰

平成11~21年度

平成21年度贈賞者リスト

表彰委員会における厳正な審査の結果、平成 21年度につきましては下記の方々が受賞され、6月23日に開催された総会において表彰されました。

計算工学大賞
David Roger Jones Owen (Professor. Swansea University)
Owen氏は有限ひずみを伴う弾塑性問題に対する数値解析手法,ならびに亀裂性材料や粒状体の数値シミュレーション手法を開発するなど,長年にわたって計算力学分野の発展に多大なる貢献をしてきた。氏の開発されたこれらの手法は、今日多くの汎用有限要素法ソフトウェアに実装されており,結果的に多くの解析に利用されている。また、氏の書かれた日本語訳「塑性の有限要素法」をはじめとする、多くの教科書が日本でも使われ,学生や技術者の教育に大きく貢献してきた。
功績賞
谷口 健男(岡山大学大学院 教授)
谷口氏は有限要素法解析におけるプリプロセスに関する研究に先鞭をつけ、特に形状モデリングとメッシュ生成法に関する優れた業績を数多く上げるとともに、出版されたメッシュ生成法に関する本は、この分野のバイブル的な書となっており、当該分野の発展と普及に大きく貢献した。
また、氏は2004年より本学会の監事を務め、学会の運営に尽力してきた。
藤井 孝蔵(宇宙航空研究開発機構 教授)
藤井氏は、航空宇宙工学における数値流体力学(CFD)の高度化と応用を中心に研究を進めてきた。その研究は計算法の開発から可視化法まで幅広く、また応用もトンネル微気圧波の研究など航空宇宙分野に限らない。その成果は国際的にも高く評価され、内外の種々の学会講演会で招待講演を行っている。また、当該分野の数々の国際会議を実行委員長として企画・開催し、その発展と普及に貢献した。
氏は本学会でも平成13~15年に理事、平成16~17年に副会長、平成18~19年度には本会会長として、学会の運営に大いに尽力してきた。
川井メダル
越塚 誠一(東京大学大学院 教授)
越塚氏はメッシュを用いない数値解析法である粒子法として,独自にMPS法(Moving Particle Semi-implicit Method)を開発した.このMPS法は大変形を伴う流体解析や構造解析が可能で,その応用は原子力工学,船舶工学,マイクロ流体,生体力学など様々な分野に広がっている.さらにシミュレーションとコンピュータグラフィックスの融合を目指すビジュアル・エンジニアリングという新たな分野を切り開いている。
 氏は平成18年度から本学会の理事を務め、学会の運営にも大きく貢献している.
庄子メダル
手塚 明 ((独)産業技術総合研究所)
手塚氏は、計算力学の研究者として、モデリングに関わる計算力学研究と、流体・構造・最適設計等の応用展開の両方を行い、計算工学の研究マネージャとして、「離散化数値解法のための並列計算プラットフォーム」(Parallel Computing Platform/PCP)をみずほ情報総研と共同開発し公開、近年ではBEANS(Bio Electoro-mechanical Autonomous Nano Systems)プロジェクトなどのプロジェクトで活躍してきた。氏は、このように製造分野を主とする計算工学の研究リーダとして、企業と連携した資金提供型共同研究で大きな成果をあげている。
論文賞
山田 知典(日本原子力研究開発機構)、荻野 正雄(九州大学)、吉村 忍(東京大学)
「バランシング領域分割法の最適領域分割数の予測とその数値検証」 日本計算工学会論文集 No. 20090014 (2009)
 本論文は、領域分割法の効率を高める研究であり、大規模問題に適用して有効な結果が得られている。実際に大規模問題を解く際の指針を与えるものであり、独創性、実用性、将来性に大変優れている。
論文奨励賞
田中 正幸(東芝)
「解像度可変型MPS法」 日本計算工学会論文集 No. 20090001 (2009)
 本論文は、粒子法の一種であるMPS法に関して、Adaptiveに解像度を変更する方法を提案している。粒子法において局所的に解像度を高くすることを可能にするものであり、独創性、実用性、将来性に優れるとともに、今後の発展を特に期待することができる。

平成20年度

計算工学大賞
Eugenio Onate
功績賞
小林 敏雄
財団法人日本自動車研究所
小林 昭一
京都大学
川原 睦人
中央大学
川井メダル
大林 茂
東北大学流体科学研究所
庄子メダル
岩井 信弘
日産自動車株式会社
論文賞
1. 「粘弾性面外波動問題における演算子積分時間領域境界要素法および高速多重極法の適用」
日本計算工学会論文集, No.20080011, 2008
「粘弾性面内波動問題における演算子積分時間領域境界要素法および高速多重極法の適用」
日本計算工学会論文集, No.20080021, 2008
斎藤 隆泰、福井 卓雄、廣瀬 壮一
2.「レベルセット仮想粒子による界面処理を用いた固定メッシュに基づく流体構造連成解析手法の開発」
日本計算工学会論文集, No.20080028, 2008
橋本 学
論文奨励賞
1.「レベルセット法に基づくコンプライアント熱アクチュエータの構造最適化」
日本計算工学会論文集, No.20080007, 2008
山田 崇恭

平成19年度

計算工学大賞
Thomas J.R.Hughes
功績賞
武田 洋
法政大学
白鳥 正樹
横浜国立大学
田子 精男
金沢大学
矢川 元基
東洋大学
川井メダル
樫山 和男
中央大学
庄子メダル
宮地 英生
株式会社ケイ・ジー・ティー
論文賞
1. 「導波特性を設計目標とする電磁波導波路のトポロジー最適化」
日本計算工学会論文集, No.20070025, 2007
西脇 眞二, 吉村 允孝
論文奨励賞
1. 「連成面追跡型ALEローカルメッシュとImmersed boundary 型グローバルメッシュによる流体・シェル大変形連成解析用の重合メッシュ法」
日本計算工学会論文集, No.20070029, 2007
澤田 有弘
2. 「グラッフィックスハードウェアを用いた個別要素法の高速化」
日本計算工学会論文集, No.20070011, 2007
「GPUを用いた粒子法シミュレーションのためのスライスデータ構造」
日本計算工学会論文集, No.20070028, 2007
原田 隆宏

平成18年度

功績賞
吉田 裕
関東学院大学
登坂 宣好
前日本大学
大坪 英臣
法政大学
渡辺 貞
(独)理化学研究所
川井メダル
野口 裕久
慶應義塾大学
功労賞
佐々木猛
サンコーコンサルタント株式会社
論文賞
1. 「多重被覆モデリングによる有限被覆法 -非均質脆性材料の不連続面進展解析-」
日本計算工学会論文集, No.20060026, 2006
車谷 麻緒, 寺田 賢二郎
2. 「量子大規模固有値問題における共役勾配法の収束性:適応的シフト前処理の収束性の評価」
日本計算工学会論文集, No.20060027, 2006
山田 進
奨励賞
1. 「ボクセル有限要素法による大規模圧電解析用ソルバーの開発」
計算工学講演会論文集, Vol.11, pp799-802, 2006
浅井 光輝
2. ネットワーク分散型ライセンスシェアリングシステムの構築」
計算工学講演会論文集, Vol.11,pp515-518, 2006
寺元 貴幸

平成17年度

論文賞
1. 「ALE有限要素法による弾性棒の大変形解析」
日本計算工学会論文集, No.20050003, 2005
山田貴博
2. 「局所接触探索への遺伝的プログラミングの適用(第2報:並列分散GPによる高速化)」
日本計算工学会論文集, No.20040026, 2004
大石 篤哉, 吉村 忍
奨励賞
1. 「Phase-Field法とマルチスケール解析による材料設計支援ツールの開発」
計算工学講演会論文集,Vol.10, pp.469-472, 2005
松井 和己
2. 「数値計算ポリシー入力型の行列計算ライブラリ構成方式」
計算工学講演会論文集, Vol.10, pp.235-238, 2005
直野 健
3. 「溶融ガラスの熱対流現象の有限要素解析」
計算工学講演会論文集, Vol.10, pp.673-674, 2005
田上 大助
4. 「整合圧力ポアソン方程式に基づくシェル流体強連成解法の並列化」
計算工学講演会論文集, Vol.10, pp.31-34, 2005
石原 大輔

平成16年度

論文賞
1. 「有限体積格子ボルツマン法を用いた流体解析」
日本計算工学会論文集, No.2004005, 2004
小沢 拓, 米津 豊作, 棚橋 隆彦
2. 「差分近似Hessianを用いた非線形共役勾配法:実空間第一原理計算への適用」
日本計算工学会論文集, No.20040023, 2004
櫛田 慶幸, 奥田 洋司
3. 「粒子法によるジェット分散挙動の数値解析」
日本計算工学会論文集, No.20040013, 2004
柴田 和也, 越塚 誠一, 岡 芳明
奨励賞
1. 「接点ベース有限要素法によるフレッシュコンクリートの流動解析」
計算工学講演会論文集, Vol.9, pp.569-572, 2004
富山 潤
2. 「構造格子コースグリッドによる簡易アセンブリ解析」
計算工学講演会論文集, Vol.9, pp.95-96, 2004
山田 知典
3. 「気泡関数要素安定化法を用いた気液二相流三次元解析」
計算工学講演会論文集, Vol.9, pp.587-590, 2004
松本 純一

平成15年度

奨励賞
1. 「歩行者頭部保護のための自動車車体構造数値シュミレーション」
計算工学講演会論文集, Vol.8, No.1, pp.187-190, 2003.5
岩井 信弘
2. 「自由境界面生成による破断解析」
計算工学講演会論文集, Vol.8, No.2, pp.593-596, 2003.5
岡澤 重信
3. 「入射ビームプロファイルを考慮した弾性波動場の可視化」
計算工学講演会論文集, Vol.8, No.2, pp.677-680, 2003.5
中畑 和之

平成14年度

論文賞
1. 「Kinematically correct formulation for two-scale finite deformation problems」
日本計算工学会論文集, Vol. 2, 2000, pp.53-62/ 20000006
寺田 賢二郎・斉木 功・松井 和巳
2. 「階層型領域分割法による3次元渦電流解析」
日本計算工学会論文集, Vol.3, 2001, pp.53-62/ 20010017
金山 寛・塩谷 隆二・田上 大助・斉藤 雅浩
3. 「並列分子ステンシルの開発」
日本計算工学会論文集、Vol.4, 2002, pp.225 -230/ 20020015
清水 大志・君塚 肇・蕪木英雄・荒川 忠一
奨励賞
1. 「金融市場における日中変動シミュレーション」
計算工学講演会論文集, Vol.7, No.1, pp.283-286, 2002.5
尹 煕元
2. 「シェル・ソリッド重合メッシュ解析による表面き裂の解析 」
計算工学講演会論文集, Vol.7, No.2, pp.525-528, 2002.5
中住 昭吾

平成13年度

奨励賞
1. 「探索エージェントによる多点同時探索戦略を用いた最適設計法に関する研究」
計算工学講演会論文集, Vol.6, No.2, pp.699-702, 2001.5
宮下 朋之
2. 「階層型領域分割法による1億自由度並列有限要素解析」
計算工学会論文集, Vol.3, pp.201-206, 2001.5
塩谷 隆二
3. 「新しい気泡関数要素の開発と評価」
計算工学講演会論文集, Vol.6, No.1, pp.83-86, 2001.5
奥村 弘

平成12年度

奨励賞
1. 「合同な部分領域への分割による3次元球殻内熱対流問題の並列計算」
計算工学講演会論文集, Vol.5, No.1, pp.165-168, 2000.5
鈴木 厚
2. 「新しい離散化解析法の実用化に関する研究(IV)-無節点板曲げ要素に関する研究-」
計算工学講演会論文集, Vol.5, No.1, pp.433-434, 2000.5
北山 光也
3. 「セル構造体のマルチスケールモデリングのための一般化収束論による一定式化」
計算工学講演会論文集, Vol.5, No.2, pp.749-752, 2000.5
斉木 功
功績賞
第2代会長 庄子 幹雄
その他(感謝状)

学界の運営・発展に尽力いただいた曽田前副会長、前田前事務局長および小林監事に感謝状を贈呈

平成11年度

奨励賞
1. 「微視構造の引張破壊を考慮したコンクリート材料の巨視的縮挙動の数値解析」
計算工学講演会論文集, Vol.4, No.2, pp.729-732, 1999.5
永井 学志
2. 「自動車の安全装備に対する統計的設計支援システムの適用」
計算工学講演会論文集, Vol.4, No.2, pp.543-546, 1999.5
矢島 秀起

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