第20回計算工学講演会
    主 催:(社)日本計算工学会
    日 時:2015年6月8日(月)〜6月10日(水)
    会 場:つくば国際会議場

オーガナイズドセッション

記述内容:OS番号、OS名、オーガナイザ、要旨


1.先進並列シミュレーション

奥田 洋司(東京大学)、中島 研吾(東京大学)、塩谷 隆二(東洋大学)
橋本 学(東京大学)

スーパーコンピュータシステムを利用した大規模シミュレーションを実施するためにはScience、Modeling、Algorithm、Hardware、Softwareをカバーする幅広い知見が必要となり、多様な分野の専門家の協力が不可欠です。本OSではマルチコア、メニーコア、GPUなどの最新のアーキテクチャ、大規模シミュレーションに必要な並列線形ソルバー、並列可視化等の様々な関連技術を念頭に、アルゴリズム、ライブラリ・フレームワークからアプリケーションに至る最新の研究開発の動向について学際的な議論を実施します。


2.技術者の育成と計算工学

菊地 厖(日鉄住金テクノロジー)、渡邉 浩志(エムエスシーソフトウエア)

技術者を育成するという目的のもとに、企業はもちろん大学を含めて、計算工学をどのように活かしているかあるいは活かしていくべきか、また技術者育成の面からの計算工学とはどうあるべきかを議論し今後の方向を探ることを狙いとしています。従いまして、発表内容は、企業内での計算工学と育成システムの事例、これから取り組もうとしている方々の課題や悩み、大学でのユニークと思われる取り組み例、将来への育成システムの提案、そして大学・企業共同でのあるいは一貫した育成システムの事例や提案などまずは広く話題提供的な方針で募集いたします。


3.衝撃・崩壊

磯部 大吾郎(筑波大学)

機械システムや建物などの衝撃問題、崩壊問題を対象とした数値解析的研究全般を募集します。


4.き裂・き裂進展解析や構造健全性評価に関する数値解析

岡田 裕(東京理科大学)、長嶋 利夫(上智大学)、藤本 岳洋(神戸大学)
河合 浩志(諏訪東京理科大学)、和田 義孝(近畿大学)

き裂・き裂進展解析や構造健全性評価に関する数値解析(X-FEM、s-FEM、自動メッシュ生成、線形・非線形破壊力学、ハイブリッド法、き裂の大規模解析、破壊力学パラメータ、損傷力学解析、損傷力学の理論、など)の研究成果に関する講演を募集します。


5.計算工学におけるフェーズフィールド法の可能性

山中 晃徳(東京農工大学)、塚田 祐貴(名古屋工業大学)

近年、材料工学や機械工学分野を中心に、フェーズフィールド法が広範に使用されるようになってきた。本OSでは、分野や現象を問わず、フェーズフィールド法に関連した数値解析・実験的研究に関する研発表を幅広く募集する。フェーズフィールド法や反応拡散方程式などをキーワードとし、異分野の研究者が、議論を行い、今後の計算工学におけるフェーズフィールド法の可能性を探りたい。


6.マルチスケール解析

只野 裕一(佐賀大学)、松井 和己(横浜国立大学)、高橋 昭如(東京理科大学)

材料のナノスケールからマクロスケールに渡るマルチスケール現象のモデリング(マルチスケール材料モデリング)およびその解析手法、ならびに構造物のマルチスケールシミュレーション手法に関する研究発表を幅広く募集する。


7.PSE/計算科学・教育

松本 正己(米子工業高等専門学校)、川田 重夫(宇都宮大学)、宇佐見 仁英(玉川大学)
宮地 英生(サイバネットシステム)、寺元 貴幸(津山工業高等専門学校)

計算科学におけるシミュレーション・産業応用・不確実性(Uncertainty)・ネットワーキング・可視化・教育・研究等の支援手法とシステムについて幅広く講演を募り、研究成果について議論や情報交換を行う。


8.高速演算アクセラレータに対する並列計算アプリの進展〜GPUやMICとその周辺〜

西浦 泰介(海洋研究開発機構)、青木 尊之(東京工業大学)

GPUやMIC(Xeon Phi)などの高速演算デバイスが登場し、科学計算の高速化のために様々な分野でそれらの利用が急速に普及しています。本OSでは、GPUやMIC等を利用したメニーコア・コンピューティングにおける計算事例、新規アルゴリズムの提案、高速化チューニング手法、複数デバイス利用の問題点、可視化技法等の発表を広く募集します。また、産業界におけるプロセス設計・最適化等、企業におけるGPUやMICの活用事例に対する発表も大いに歓迎いたします。格子法・粒子法・メッシュフリー法など様々な並列計算アプリの進展について、多くの研究分野の方々と議論し情報交換できる場にしたいと思います。


9.有限要素法によるマルチフィジックス解析の拡大へ向けて

橋口 真宜(計測エンジニアリングシステム)

現象論的方程式でマルチフィジックス解析を行うには、連成解析を行う各フィジックスの理解、方程式や数値解法やソルバーの各々の選択・構築が前提となる。本OSでは、数値解法は有限要素解析に絞るが、マルチフィジックス解析の事例に関する議論に加えて、現象論的方程式の構築に関する理論研究、オブジェクト指向プログラミングといった話題も集めることで、マルチフィジックス解析を広範囲に拡大していくための資料を提供したい。


10.インパクトバイオメカニクス・衝突安全

弓削 康平(成蹊大学)、西本 哲也(日本大学)、岩井 信弘(ボッシュ)
江島 晋(日本自動車研究所)

インパクトバイオメカニクス、衝突安全、及び、関連する分野の講演を広く募集します。解析・シミュレーションの研究のみならず、実験によるアプローチ、評価方法の提案、これらの適用事例や設計問題等も歓迎いたします。


11.ソフトコンピューティングとその近傍領域

新宮 清志(日本大学)、本間 俊雄(鹿児島大学)、谷 明勲(神戸大学)
入江 寿弘(日本大学)

本OSは、ファジィ理論、ニューラルネットワーク、遺伝的アルゴリズム、カオス、フラクタルなどのソフトコンピューティング技術とその近傍領域について、それらの基礎および応用研究まで幅広く対象とする。なお、最適化アルゴリズムとして注目されているPSO(粒子群最適化)、ABC アルゴリズム(人工蜂コロニーアルゴリズム)、DE(差分進化アルゴリズム)などの最先端の計算手法も歓迎する。


12.不確かさのモデリング・シミュレーション

高野 直樹(慶應義塾大学)、松田 哲也(筑波大学)、小坂部 和也(みずほ情報総研)
平島 禎(JSOL)

ASME V&Vでシミュレーション・実験ともに要求されている不確かさの定量的評価に関し、シミュレーションに用いる入力データの取得法から、確率有限要素法、確率的マルチスケール法、モンテカルロ法、サンプリング法などの様々なモデリング法・計算法に関する発表を幅広く受け付けます。普遍性のある方法論だけでなく、個別の事例に特有の手法でも結構です。さらに、モデリングに必要な情報・知識である計測における誤差・不確かさの定量化や、マルチスケール・マルチフィジクス問題のvalidationの実験法の提案などの実験系の発表も歓迎します。


13.製品開発とCAE

田辺 誠(神奈川工科大学)

各種の工業製品の開発に関連した、様々な力学現象の解析、シミュレーション、プリポスト、またそれらの特色のあるCAEソフトウエアの開発、製品開発への適用事例、およびそれらの関連分野に関するご発表、産業界からの事例発表、歓迎します。


14.今、計算バイオメカニクスで何ができるか

田原 大輔(龍谷大学)、今井 陽介(東北大学)、坪田 健一(千葉大学)
河野 健一(和歌山労災病院)

計算機、計算手法の発達および、応用範囲の拡大により、一昔前には考えられなかったような計算バイオメカニクスの研究が進められています。本OSでは、生体システムに対し、今、どのような数理モデリングが展開され、また、どのような計算シミュレーションが可能となっているのか、これを再び理解して整理することを主眼とし、分子スケールから人体スケールまで、幅広く講演発表を募集致します。


15.エクサスケールに向けた自動チューニング技術の最新研究動向

藤井 昭宏(工学院大学)

ポストペタスケール高性能計算にむけて、電力効率や集団通信のコストの増大など、様々な課題が議論されている。そのような中でソフトウェアに関してはデータの移動を含む通信を最小化する技術や、計算環境や問題に応じてプログラムを最適化できることが重要になると言われている。本セッションでは、通信削減アルゴリズムと自動チューニングを中心に研究されている方々とともに、今後重要となる技術について議論と情報交換を行う。


16.境界要素法/高速境界要素法【日本計算数理工学会との共同企画】

西村 直志(京都大学)、松本 敏郎(名古屋大学)

境界要素法の新しい理論的展開や応用、高速多重極法、Hマトリクス法、高速直接解法、ウェーブレット基底などを用いた境界要素法の高速解法、並列計算アルゴリズムやGPUの利用などに関する講演を募集する。


17.ベンダー・ユーザーセッション〜市販ツール・サービスの可能性を探る〜

梅津 康義(JSOL)、石田 智裕(サイバネットシステム)
江口 和徳(エムエスシーソフトウェア)、澤田 有弘(産業技術総合研究所)
猿渡 智治(JSOL)

黎明期から今日まで、計算工学の発展とともに、その実践を支援する数多くのソフトウェア・ハードウェア・サービスが市場にリリースされてきました。しかしながら、それら製品・サービスの中には、問題解決に有効であるにもかかわらず、「認知されていない」「活用方法がわからない」といった理由で利用の拡大に至らないものも数多く存在します。 本OSでは、市販製品・サービスの情報や活用事例の発信およびそれらに対する議論を通じて、効果的な活用方法の発見や、導入による業務・研究の成果向上の切っ掛けを作ることを目指しています。

募集する内容:
・ベンダーによる製品・サービスの概要、機能、理論、活用提案の発表
・ユーザーによる製品・サービスの活用事例、問題点の発表

発表および論文掲載についての補足事項:
・タイトル、アブストラクトおよび本文にソフト、ハード、サービスおよび
 会社名を記載することを容認します。
・本OSに関してのみ、1ベンダー1ソリューションまでの発表とします。
 同一発表者が他のOSに投稿することは可能です。
・論文執筆の負担軽減のため掲載論文の内容を緩和します(※後日サンプル掲載)

日本の計算工学にかかわる研究者・技術者の多くが集まる計算工学講演会で、製品やサービスを紹介できるこの機会をぜひご活用ください。


18.流れの計算法

奥村 弘(富山大学)、藤間 昌一(茨城大学)

着実に進展する様々な流れの計算法の理論と応用(流れの方程式の計算法、境界条件の計算法、最適化問題の計算法、精度、安定性、保存性の検討、計算機実装など)について、議論と情報交換を行う。


19.計算手法の数理解析と現実問題への適用

田上 大助(九州大学)

本OSでは、産業界で見られるような現実問題に対する数値シミュレーションにおいて、新たな数理モデルの構築、開発した計算手法の数理的誤差評価や現実問題への適用、などを中心とした話題を元に、その信頼性向上について議論を行う。


20.社会・環境・防災シミュレーション

吉村 忍(東京大学)、樫山 和男(中央大学)、酒井 譲(横浜国立大学)
市村 強(東京大学)、藤井 秀樹(東京大学)、北 栄輔(名古屋大学)

震災や洪水などの自然災害は人々の生命を危険にさらし、社会インフラの被災はその後の社会経済活動に長く大きな影響を与えます。そこで、災害の予測予防、社会経済システムへの影響、リスクヘッジなどについての様々な計算工学的手法について意見交換するため本OSを企画しました。関連分野から、多数の参加者をお待ちしています。


21.統一エネルギー原理の概要

菊地 厖(日鉄住金テクノロジー)、山田 貴博(横浜国立大学)

先日お亡くなりになった川井先生が提唱された表記についてその内容について互いに議論して理解し、今後どういう方向で発展させるべきか関連して、今回学会から発行される表記に関する書籍の編集に携わった(セッション提案者の)私たちを含め、概要を紹介した上で、議論を致したいと思います。


22.原子・電子モデルによる材料のシミュレーション

梅野 宜崇(東京大学)

材料の機械的特性、材料物性、マルチフィジックスの本質に迫るための原子モデルシミュレーションや電子状態計算による研究発表を募集する。


23.ベンダー・ユーザーセッション (2) < Cloud Computing >〜CAEにおけるCloud Computing利用の現状と将来〜

梅津 康義(JSOL)、石田 智裕(サイバネットシステム)
江口 和徳(エムエスシーソフトウェア)、澤田 有弘(産業技術総合研究所)
猿渡 智治(JSOL)

「クラウド」という言葉が日常生活の中で聞かれるようになって数年、インターネット上では様々なアプリケーションやプラットフォーム等のサービスが提供される様になってきました。CAE分野に於いてもクラウドのような利用形態を望む声は多く、現在多くのベンダーが様々なソリューションの提案を始めています。 本OSでは主にCAE分野におけるクラウドコンピューティング技術の紹介や活用事例、提案について広く募集します。 CAEにクラウドはなじむのか?、設計開発のプロセスやコストは改善するのか?、大規模並列とクラウドコンピューテングの相性は良いのか?等、CAEを実務で活用しておられる方々に議論頂くと共に、今後の計算工学におけるクラウドコンピューティングのあり方について、関係者の意見交換の場となれば幸いです。


24.粒子法・メッシュフリー法の基礎および関連技術 

萩原 世也(佐賀大学)、越塚 誠一(東京大学)、白崎 実(横浜国立大学)

粒子法・メッシュフリー法は、近年、安全安心への関心の高まりから、自然災害等予測技術としての基礎・応用研究が行われ、産官学においてさらに研究が進展している。これらの成果を公表し、さらなる研究の発展を促進ために、本セッションの企画をおこなう。


25.ものづくりにおける計算工学活用

佐々木 直哉(日立製作所)

ものづくりにおける計算工学の活用事例:
・シミュレーション技術をうまく利用したものづくり例・失敗事例
・ものづくりにおける課題設定・解決のためのモデリング
・シミュレーションと実験・計測の比較検証
・シミュレーション結果の解釈・分析
・可視化技術
・CAD/CAE/CAM/知識・データ活用等の設計システム
・計算工学と異分野(情報科学や統計科学等)の連携等


26.最適化・逆問題

長谷川 浩志(芝浦工業大学)

最適化・逆問題は,古くて新しい問題で,様々な分野で積極的に研究・開発されています.例えば,位相最適化問題では,構造分野から始まり,マルチフィジックスシミュレーションへの適用,流体・熱分野への展開と様々な問題が最適化できるようになってきています.本オーガナイズドセッションでは,最適化・逆問題に対する活発な議論や意見交換を行っていきます.


27.非線形構造/固体解析

岡澤 重信(広島大学)、山田 貴博(横浜国立大学)

非線形構造/固体解析は商用コードの充実もあって、現在では世間に広く浸透しています。さらに近年では計算機環境の進捗の後押しもあり、これまで困難であった解析対象や手法の取り扱いが可能になりつつあります。このような状況において非線形構造/固体解析の理論だけではなく商用コードユーザーなどを含めた人たちが議論することは意義があると考え、本オーガナイズドセッションを新たに企画しました。対象とする問題は、幾何学的非線形、材料非線形、大ひずみ、接触、非線形解法(陰解法、陽解法など)、動的問題、メッシュ制御(Lagrange、Euler、ALEなど)、座屈解析、材料局所化など幅広い分野を扱います。


28.地盤力学における数値解析

村上章(京都大学)、張鋒(名古屋工業大学)、野田利弘(名古屋大学)

地盤力学におけるさまざまな問題に対する数値解析法や構成モデル、およびその応用について議論し、適用可能性を探る。


29.シミュレーションの信頼性とV&V

山田 貴博(横浜国立大学)、松井 和己(横浜国立大学)

日本計算工学会では、シミュレーションの品質・信頼性に関わる調査・研究分科会を通じて、工学シミュレーションの品質マネジメントと標準手順書を体系化し、2011年5月に出版している。OS「V&V」では、工学シミュレーションの品質保証のための重要な概念である、検証と妥当性確認(Verification & Validation, V&V)に基づいた品質保証プロセスの開発・研究、品質マネジメント手順に従った事例など幅広く受け付けます。皆様方の積極的な講演と、活発な意見交換の場になればと思っております。


30.有限要素の開発と評価・検証

山田 貴博(横浜国立大学)

有限要素法における要素に焦点をおき、新しい要素の開発、従来の手法の特性や性能の評価および実際の問題を解くことを念頭に置いた検証の方法とその結果等を議論する。


31.CFDにおけるローオーダーアナリシス 

菊地 厖(日鉄住金テクノロジー)、山本 誠(東京理科大学)

流体解析は今日では、応用の現場でもほとんどいわゆる計算機シミュレーションに拠っているといっても過言ではないと思います。しかし、現場では相変わらず「概要を手軽に【安く早く】知りたい」というニーズは常に存在しており、それに応えていくため、”本質は外さない程度の手軽な流体解析の方法”の可能性をさぐることを主な狙いとして、該当する事例、あるいはアイデアや提案に関して広く募集いたします。


32.一般セッション

渡邉 浩志(エムエスシーソフトウエア)

計算工学関連の講演を広く受け付けます。なお、実行委員会において適切と思われるOSを選定し、そのOSにて講演発表をして頂きます。