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不確かさのモデリング・シミュレーション法に関する研究会

What's new

日本計算工学会 セミナー
『不確かさのモデリング・シミュレーションのためのツール』開催案内

ご案内状:ダウンロード(PDF形式)
主催・企画・協賛
    1. 主催:一般社団法人 日本計算工学会
    2. 企画:不確かさのモデリング・シミュレーション法に関する研究会
    3. 協賛:みずほ情報総研株式会社、株式会社 JSOL、株式会社先端力学シミュレーション研究所、株式会社ユーイーエス・ソフトウェア・アジア、エムエスシーソフトウェア株式会社、NPO 法人 CAE 懇話会
日時・場所
  • 日時:2019年4月22日(月) 13:20-16:45
  • 場所:みずほ情報総研株式会社 安田シーケンスタワー 2F 会議室
       〒101-0054東京都千代田区神田錦町3-1 ( ご案内図
開催趣旨
 一般社団法人 日本計算工学会は、工学シミュレーションの品質保証、Verification & Validation (V&V)の課題解決と産業界への啓蒙に取り組み、学会標準を編纂してきました。数理モデルの妥当性評価(Validation)における課題の一つに不確かさの定量的評価(Uncertainty Quantification, UQ)があります。そこで、第16回計算工学講演会(2011年5月)以来、OS「不確かさのモデリング・シミュレーション」を企画し、また、2015年より「不確かさのモデリング・シミュレーション法に関する研究会」を発足して産官学による議論を重ねてきました。研究会が1期2年を経た時には、学会誌「計算工学」Vol. 22, No.4(2017)に特集記事「不確かさのモデリング&シミュレーション」を掲載しました。
 この度、2期4年の活動内容をまとめてセミナーという形式で広く情報をお届けすることにいたしました。最初に、ASME V&V(モデルV&V)の概要、モデル構築に有用なPIRT(phenomena identification and ranking table)の解説に続き、不確かさ・ばらつきを考慮した確率的シミュレーション法について、実用性を重視した手法と理論的な発展を概観します。続いて、実用化の成否をにぎる不確かさ・ばらつきを考慮できるツールに焦点を当てて、製造業における事例を紹介します。 多数ご参加くださいますようご案内申し上げます。
参加費・定員・申込先
    1. 参 加 費:無料
    2. 定   員:60名(申込先着順とさせていただきます)
    3. 申込締切日:2019年4月15日(月)
    4. 申 込 先:( 本案内の末尾をご覧ください
プログラム
13:00-13:20
受付
13:20-14:00
不確かさのモデリング・シミュレーションの有用性・現状・展望

慶應義塾大学理工学部機械工学科 高野 直樹

概要:
ASME V&Vの解説と、「不確かさのモデリング・シミュレーション法に関する研究会」の 4年間の活動を通じて得られた知見を紹介した後、繊維強化複合材料などの確率的シミュレーション のための手法、Digimat-VAなどの市販CAEツールを用いた解析事例を紹介する。
14:00-14:40
共通プラットフォームを活用した工学シミュレーションにおける不確かさ・ばらつきの評価

みずほ情報総研株式会社 小坂部 和也

概要:
工学シミュレーションにおいて不確かさ・ばらつきを考慮する際の 既存の手法や課題を述べるとともに、今後さらなる活用が期待される 共通プラットフォームを用いた不確かさ・ばらつきの評価の事例と その特長について紹介する。
14:40-15:00
休憩
15:00-15:40
自動車構造シミュレーションにおけるばらつき発生・伝播の可視化技術

株式会社JSOL 岡村 昌浩、平島 禎

概要:
工学シミュレーションにおいて不確かさ・ばらつきを考慮する際の 既存の手法や課題を述べるとともに、今後さらなる活用が期待される 共通プラットフォームを用いた不確かさ・ばらつきの評価の事例と その特長について紹介する。
15:40-16:20
浸炭熱処理・高周波熱処理シミュレーションにおける解析品質への影響因子とその改善に関する調査

日産自動車株式会社 杉本 剛
株式会社ユーイーエス・ソフトウェア・アジア 木島 秀彌
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 田村 茂之

概要:
金属材料の熱伝導、相変態、熱変形を考慮する熱処理シミュレーションの 精度、品質の議論のため、PIRT(phenomena identification and ranking table)のの活用方法と、 鋼材の成分が温度分布、熱変形に及ぼす影響などについて論じる。
16:20-16:45
総合質疑討論

司会進行:株式会社先端力学シミュレーション研究所 平川 和明

申込先・申込方法
本研究会主査 高野直樹(慶應義塾大学機械工学科)宛に、Eメール()にて、
(1)氏名とふりがな、(2)ご所属・部署、(3)住所、(4)電話番号と、Eメールアドレスを明記の上、
件名を「不確かさセミナー参加希望」として、
2019年4月15日(月)までにお申し込みください。メール連絡は、必ず参加者ご本人がお送りください。

返信を差し上げますので、返信メールを印刷して、お名刺とともに当日受付にお渡しください。
返信が届かない場合には、恐れ入りますが上記メールアドレス宛にお問合せください。
いただいた情報は、学会のプライバシーポリシーにのっとり
本セミナー開催の目的以外には使用しませんが(http://www.jsces.org/about/privacypolicy.html)、
会場をご提供いただく、みずほ情報総研株式会社様と情報共有をさせていただきますので、
あらかじめご了承ください。

研究会の目的

日本計算工学会では、「シミュレーションの品質・信頼性にかかわる調査・研究」研究分科会(通称HQC研究分科会)を実施し、ASME V&VやNAFEMSの動向調査、企業メンバーの各社における取り組みに関する意見交換を通じ、3冊の学会標準を出版した。すなわち、

  • S-HQC001:2017 工学シミュレーションの品質マネジメント
  • S-HQC002:2015 工学シミュレーションの標準手順
  • S-HQC003:2015 学会標準(HQC001&002)事例集

である。この学会標準は、ISO9001にのっとり、NAFEMSに近いものである。一方、ASME V&V10-2006では、工学シミュレーションにおいても不確かさの検討を行うことが要求されているものの、具体的な計算手法としては、LHS(Latin hypercube sampling)によるモンテカルロシミュレーションといった古典的な手法が列挙されるにとどまり、特に企業において実用的な計算コストで実施するにはハードルが高い。2014年度にはHQC研究分科会の中のWGを設置して議論をスタートした。2015年度より独立した研究会として設置し、不確かさを取り扱うためのモデリング・シミュレーション法について最新の研究事例の調査や課題の抽出と解決に向けた取り組みを行う。

また、数理モデルの妥当性確認(validation)を行う際、実験が困難あるいは不可能な対象については問題があり、not invalidであることを多数提示するしかない。その一つに、マルチスケールシミュレーションのvalidationにおいては、ミクロスケールでの計測の困難さから、マクロな物理量の計測結果との比較にとどまっている。本来なら、ミクロな構造、特性、物理量にもとづき計算を進める手法であるゆえ、ミクロな物理量について妥当性確認を行うべきである。ミクロな物理量の計測では、実験における誤差も定量的に議論しなければならない。さらにマルチスケールシミュレーションの入力値となるミクロな構造、特性には不確かさがつきまとう。このように、マルチスケールシミュレーションは不確かさを考慮したvalidationの事例として取り組むべき課題を多く含む問題である。そこで、複合材料の確率的マルチスケールシミュレーションを取り上げ、当該分野で学術的な研究を牽引する母体となるべく、マルチスケール解析機能を有する市販ソフトウェアも視野に入れて議論を行う。

一方で、特定の分野だけに限定せず、自動車、航空機、宇宙、材料、土木、建築、スポーツ工学、生体も含み、解析対象も静的・動的、線形・非線形、マルチフィジックスを含み、これらの問題点や現状を深く検討し、何らかの方向性を見出すとともに、当該分野に関わる研究者の増加と研究者間の情報交換の場として、本研究がリードする組織となるべく活動をする。そして、総合的に不確かさのモデリング・シミュレーションの手法論としての体系化に向け、道標を構築することが目的である。ヒューマンファクタという因子にも注目し、材料の成形加工・製造・造形など熟練の技術者のスキルやノウハウの定量化にも取り組むほか、企業における品質保証や過去の解析事例のデータベース化、参照につながる可能性がある画像認識と人工知能についても最新情報の収集を行う。また、学会標準S-HQC002:2015では不確かさに関する記述も追加されたが、より具体的な手法論の確立、あるいは留意点の抽出と整理を行うべく、HQC研究会とも連携して活動を行う。

連絡先

高野 直樹
〒223-8522 横浜市港北区日吉3-14-1
慶應義塾大学 理工学部 機械工学科
Email:

HPについての問合せ先

平川 和明
〒112-0002 東京都文京区小石川5-5-5 ユニゾ茗荷谷ビル5F
株式会社 先端力学シミュレーション研究所
Email: