【講習会】1D-CAEによる"ものづくり"&"ひとづくり"の革新 --その考え方と手法・ツール-- [No.10-01]
【講習会】1D-CAEによる"ものづくり"&"ひとづくり"の革新 --その考え方と手法・ツール-- [No.10-01]
1.開催趣旨
3Dを基本としたCAEは"ものづくり"の基幹技術として定着しています。しかしながら、製品が多様化し、メカ/エレキ/ソフトが混在するものづくりが当たり前となっている現在、既存のCAEだけでは限界があります。また、製品価値を最大化するためには設計上流で適用可能なCAEが必須です。日本計算工学会ではこのような背景を鑑み、これらを実現するものづくりのための新しい概念ある1D-CAEを提唱しています。1D-CAEは"ものづくり"だけでなく、"ひとづくり"にも大きな可能性を秘めています。
本講習会では1D-CAEの目指すところ、その仕組み、事例について紹介するとともに、1D-CAEの基本ツールとなりうる"物理モデルシミュレーション"ツールの現状についても解説、実際に物理モデルシミュレーションを体験いただきたきます。
2.開催情報
開催日:2010年12月14日(火)
会場:サイバネット本社(秋葉原:富士ソフトビル)
http://www.cybernet.co.jp/company/map/hq.html
企画主催:日本計算工学会
協賛(予定):日本機械学会(機械力学・計測制御部門、設計工学・システム部門)
定員:30名
会費:会員(含む、協賛団体)2万円、非会員3万円
3.プログラム
司会:大富浩一(東芝)
10:00-11:00 (1) 1D-CAEが目指すところ(ものづくりのためのCAE)
Computer-Aided EngineeringというCAEの原点に立ち返り、
設計上流から適用可能な1D-CAEの概念、仕組み、方法について紹介する。
東芝 大富浩一氏
11:00-12:00 (2) 上流設計と実験、計算工学をつなぐ1D-CAE
現状のCAEの限界の認識の下、上流設計で期待されている1D-CAEの機能要件を
実験と計算工学との関連から丁寧に整理・解説する。
産業技術総合研究所 手塚明氏
12:00-13:00 昼食・休憩
13:00-14:00 (3) 物理モデルシミュレーションツールの現状
1D-CAEをものづくり、人づくりで現状、実践している事例、及び、
今後の活用の方向性について紹介する。
トヨタ自動車 沢田龍作氏
14:00-16:00 (4) 物理モデルシミュレーションツールの体験
1D物理モデリングソフトの一つであるMapleSimのオペレーションを通して、
モデリング、シミュレーション、結果評価までを体験する。
16:00-17:00 (5) 1D-CAEへの期待
1D-CAEの事例と、システムズエンジニアリングプロセスの中での
物理モデルシミュレーションの位置づけに関して解説する。
慶應義塾大学 西村秀和先生
4.お申し込み
参加希望の方は下記、日本計算工学会事務局宛お申し込みください。
東京都文京区弥生2-4-16 学会センタービル
Tel&Fax:03-3868-8957
e-mail:office@jsces.org