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2018年度受賞者2018年度受賞者

日本計算工学会では、計算工学に関わる学問および技術向上の発展に貢献した会員を称えるため、学会賞を授与しています。学会賞には、(1) 功績賞、(2) 川井メダル、(3) 庄子メダル、(4) 論文賞、(5) 技術賞、(6) 論文奨励賞、(7) 博士論文賞、(8) 計算工学大賞、(9) 功労賞があります。功績賞は、計算工学の発展に著しい貢献のあった会員を表彰し、その功績を称えることを目的としています。川井メダルは、本学会の初代会長川井忠彦先生の功績を記念して設けられた賞で、若くして、計算工学分野において顕著な学術・研究成果を挙げ、計算工学の発展に多大な貢献をした会員を表彰し、その功績を称えることを目的としています。対象者は、受賞年の4月1日現在で年齢が50歳未満の会員です。庄子メダルは、本会の民間出身の初代会長を務めた庄子幹雄氏の功績を記念して設けられた賞で、産業界における計算工学の発展に特別の貢献のあった会員に授与されます。論文賞は計算工学の発展に顕著な貢献をしたと認められる論文の著者である会員に授与されます。技術賞は、計算工学の発展に顕著な貢献をしたと認められる技術、作品の開発者である会員に授与されます。論文奨励賞は、計算工学の発展に顕著な貢献をしたと認められる論文の著者で、今後の発展を奨励することが適当と認められ、受賞者の年齢が受賞年の4月1日現在で40歳未満の正会員または学生会員に授与されます。博士論文賞は、特定の研究領域を深化させることで計算工学の可能性を高めたことが認められる博士論文の著者で、自身の更なる発展と計算工学への貢献が大いに期待され、年齢が受賞年の4月1日現在で35歳未満の会員に授与されます。

表彰委員会における厳正な審査の結果、平成30年度につきましては、下記の方々が受賞され、5月23日に開催された総会において表彰されました。さらに、新たにフェロ―になられた大林茂氏(東北大学)、立石源治氏(MSCソフトウェア株式会社)にフェロ―認定賞が授与されました。なお、平成30年度は功労賞については、該当者がいませんでした。

2018(平成30)年度贈賞者リスト

(1) 計算工学大賞

Jacob Fish 氏(米国コロンビア大学)
Fish 氏は、アダプティブ重合メッシュ有限要素法(s-FEM)、マルチグリッド・マルチスケール法、次元縮約均質化法、時空間マルチスケール・マルチフィジックス解析法など、マルチスケール計算科学に関する研究を中心に重要でかつ独創的な研究を長期にわたり行ってきた。氏の著書「A First Course in Finite Elements」は日本語にも翻訳され、多くの研究者、技術者に読まれている。また、USACMでは2002年から2期会長を務めたほか、2018年8月からはIACMの副会長(アメリカ地区)を務めるなど計算工学の発展に対する貢献は極めて大きい。

(2) 功績賞

吉田 有一郎(東芝インフォメーションシステムズ株式会社)
吉田氏は、現在のHQC研究会、その前身であるHQC分科会において工学シミュレーションの品質向上の活動に精力的に取り組み、学会標準事例集の改定・発行にも大きく貢献した。学会標準事例集は延べ1200部以上販売されており、産業界、学界の工学シミュレーションの品質向上への業績が大きい。また、HQCに関するパネル討論や講習会に数多く参加し、本会が工学シミュレーションの品質向上に先駆的に取り組み、産業界、学界に強く寄与してきたことを広く周知させた。

(3) 川井メダル

坪倉 誠(神戸大学)
坪倉氏は、乱流解析技術の一つであるラージエディシミュレーションとその応用、特に最先端のスパコンを活用した超並列流体シミュレーションの研究開発に大きな実績を挙げおり、地球シミュレータや京コンビュータを活用した世界最大規模の自動車空力シミュレーションでは、風洞実験に匹敵する精度での空力予測や、風洞実験では予測が困難な非定常空力予測を実現した。また、超並列環境下での流体・構造強連成問題のシミュレーション手法の研究開発についても多くの実績を上げた。

(4) 庄子メダル

藤川 智士(マツダ株式会社)
藤川氏は、自動車におけるNVH(騒音・振動・ハーシュネス)およびパワートレインの分野の技術開発に従事し、特にモデルベース設計を最大限に活用した設計・開発手法を実現して自動車の環境性能の向上、開発効率の向上に大きく貢献した。また、学会等においても計算技術に関する研究会の運営に積極的に参加し、若手育成や技術向上に貢献している。

(5) 論文賞

田中 真人(豊田中央研究所)、笹川 崇(豊田中央研究所)、表 竜二(豊田中央研究所)、藤井 文夫(岐阜大)
「超双対数を用いた2-mode漸近展開法と有限要素座屈解析への応用」Paper No. 20170017
本論文は、著者らにより提案された後座屈解析を必要としない新たな分岐座屈手法として、超双対数の使用を前提とした2-mode漸近展開法を構築しており、独創性・新規性が高い。提案手法を非線形有限要素法プログラムに実装し、その方法を詳細に記述し、実装方法も提案しており、実用性・有用性も高い。
松下 真太郎(東京工業大学)、青木 尊之(東京工業大学)
「木構造に基づいたAMR法を用いた流束項付き保存形フェーズフィールド方程式のマルチモーメント法による解法」Paper No. 20180005
本論文は、混相流の界面追跡を行うことを前提として、マルチモーメント法のIDO法を用いて保存形Allen-Cahn方程式を解くと共に、AMR法に適合性の高い手法を開発し実装している。高精度かつ解析自由度を押さえた計算によって、従来手法と比較し計算時間を大幅に短縮しており独創性・実用性・有用性が高い。

(6) 技術賞

瀧澤 英男(日本工業大学)、寺嶋 隆史(株式会社明治ゴム化成)
両氏は、特定非営利活動法人非線形CAE協会の材料モデリング分科会において、商用の汎用有限要素解析コードに様々な非線形材料モデルを組み込みためのライブラリを提案してきた。開発したサブルーチンライブラリは、金属を対象とした異方性降伏関数を組み込むUMMDpと超弾性・粘弾性・ダメージモデルを組み込むUMMDrとして一般に公開されており有用性が高い。ライブラリの開発をとおして参画した多くの製造業の解析技術者にCAEの勉強の場を提供している点でも計算工学への貢献は大きい。

(7) 論文奨励賞

関根 章裕(東京大学)
「粒子法を用いた燃料ノズル内のキャビテーションを伴う流動解析」 Paper No. 20170013
本論文は粒子法(MPS法)における不安定性とパラメータ依存性を改善したキャビテーションモデルの提案しており、新規性が高い。また、エンジン効率に影響を与えるノズル噴孔内部に発生するキャビテーションの解明など実現象を再現するという側面から、実用性、有用性も高い。
生野 達大(東京大学)
「ウォームスタート付き内点法に基づく大変形接触解析手法」 Paper No. 20180009
本論文は、有限変形を伴う摩擦無し接触問題に対して収束性を向上する手法を提案している。大変形等いくつかの適用例を示し、収束性の改善の検証も行い、優位性が示されている。また、大ひずみを伴う問題にも対しても有用性が示されており、適用範囲は広く、新規性、有用性、発展性が高い。

(8) 博士論文賞

松原 成志朗(東北大学)
「熱可塑性樹脂の材料構成則と増分ポテンシャル法に基づく熱・機械強連成解析手法の開発」(東北大学)
対象となった博士学位論文は、非晶性熱可塑性樹脂、およびこれを母材とする繊維強化熱可塑性樹脂(FRTP)からなる構造物の変形強度特性を評価するための材料構成則とこれに基づく熱・機械強連成解析手法を開発しており、世界的に注目されつつある増分ポテンシャル法を国内で先駆的に導入するなど独創性が高く今後の発展も期待できる。
総会表彰式にて

総会表彰式にて