第6回 S&V (Simulation & Visualization) 研究会のお知らせ
日本計算工学会のS&V (Simulation & Visualization) 研究会は、計算工学の技術者、研究者、学生を対象として、新しいシミュレーション技術、ビジュアライゼーション技術、およびそれの周辺技術の、最新の研究成果や技術について議論を行うことで、会員相互の技術力や知識の向上を目指しています。
第6回の研究会では、GPUをテーマに、議論していきたいと思います。第一線でご活躍の講師の皆さんにご講演をお願い致しました。どなたでも ご参加いただけますので、ふるってご参加ください。
◆日 時:11月26日(火) 13:30~17:00
◆会 場:中央大学 後楽園キャンパス 6号館 7階 6701室
http://www.chuo-u.ac.jp/campusmap/kourakuen/
◆参加費:計算工学会 会員/1,000円、非会員/2,000円、学生/無料
※講演会終了後,簡単な懇親会(参加費1,000円)を行います。
(懇親会は建物が変わります。 2号館2階2301室です。)
◆プログラム
13:30~13:35 開会の挨拶
13:35~14:35
「GPUスパコンTSUBAMEによるペタスケール物理シミュレーション」
青木 尊之 (東京工業大学・学術国際情報センター 教授)
概 要:
東京工業大学のスパコンTSUBAMEは4000個以上のGPUを搭載し、ピーク性能5.7PFLOPS(倍精度)、17.1PFLOPS(単精度)の世界トップクラスのスパコンである。GPUが全体の性能の95%以上を占めるため、GPUを如何に使いこなすかが鍵になる。気象シミュレーション、樹枝状凝固シミュレーション(2011年ゴードンベル賞)、気液二相流シミュレーション等の大規模物理シミュレーションを紹介し、その実行性能についても議論する。
14:35~15:35
「GPUコンピューティングの現状と未来」
成瀬 彰 (NVIDIA、シニア デベロッパー テクノロジー エンジニア)
概 要:高性能と低消費電力の両立を目指し、GPUコアアーキテクチャをTesla,Fermi,Keplerへと進化させ様々な機能を追加・増強するとともに、継続的にCUDAの機能を拡張することで、GPUをより高性能かつ簡単に使えるようにするべく、我々は製品開発を進めている。現在、GPUコンピューティングでは何ができて何ができないのか、GPU機能を使いこなすために具体的に何をする必要があるのかを説明するとともに、今後のGPUコンピューティングの方向性についても紹介する。
15:50~16:50
「大規模並列GPU計算による地震波伝播シミュレーション」
岡元 太郎 (東京工業大学・地球惑星専攻 助教)
概 要:
地震発生に伴う強い地震動の予測や地震の震源自体の研究のためには、地球内部不均質性や不規則地形・海水層などの効果を考慮した大規模な地震波伝播のシミュレーションを繰り返し実行しなければならない。そのためには大規模で高速な計算資源が必要となる。そこで我々はGPUが持つ高い演算性能とメモリ帯域幅に着目し、大規模並列GPU計算による地震波伝播シミュレーション手法の開発を進めている。本発表では並列GPU計算手法と、数百基から千基程度のGPUを用いたシミュレーションによる震源研究への応用について紹介する。
終了後、懇親会(参加費1000円)を行います。
◆お申し込み方法:
参加をご希望の方は、電子メールにて下記にお申し込みください。
件名を「S&V研究会 参加申込」として下さい。
宛先:office@jsces.org (日本計算工学会事務局)
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S&V研究会 参加申込
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所属:
連絡先(E-mail):
懇親会への参加: 参加 ・ 不参加
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