第16回 計算工学講演会
主 催:日本計算工学会
日 時: 2011年5月25日(水)〜5月27日(金)
会 場: 東京大学柏キャンパス総合研究棟(千葉県柏市柏の葉5-1-5)
講演申込要領
講演者は本学会会員(正・特別・シニア・学生・研究室会員)ならびに協賛団体会員に限ります.非会員でも,講演会の当日までに会員登録いただくことを前提に講演申込することが可能です.なお,講演申込,講演論文原稿提出の方法が前回までとは変更になりますので,本講演会ホームページで詳細をご確認下さい.
受付期間
講演の新規登録 | 2010年12月 1日(水) 開始 | 2011年 1月15日(土) 24:00 終了 |
講演論文原稿の提出 | 2011年 2月中旬(予定)開始 | 2011年 5月20日(金) 17:00 終了 (震災による延長) |
講演の新規登録期間・論文原稿の提出期間を必ず確認し,余裕をもって 手続きをしてください.
講演の新規登録の期間外は,新規登録,登録内容の変更を受付けておりません.また,新規登録の期間に登録され,受付番号が発行された講演以外の論文投稿は受け付けておりません.ご注意ください.
オーガナイズド・セッション
記述例:セッション番号&OS名,オーガナイザ,要旨
- 1. 低炭素社会向けシミュレーション技術
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金山 寛(九州大学)燃料電池,電気自動車,風力発電等低炭素社会に向けた様々な試みのなかで数値解析技術が有効に活用されている現状に鑑み,通常個々の製品・部品単位で議論されることの多い,これらの対象に対し,電磁熱流体の数値解析と関連話題を切り口にして,横断的な議論を行うことがこのOSの狙いである.必ずしも直接関与しないと思われる話題提供も歓迎する.
- 2. 衝撃・崩壊
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磯部 大吾郎(筑波大学)機械システムや建物などの衝撃問題,崩壊問題を対象とした数値解析的研究全般
- 3. 最適設計
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西脇 眞二(京都大学),北村 充(広島大学)不必要な部分を削除して,より良い物を設計・生産することが多くの分野において要求されています.このような環境の下,コンピュータ,シミュレーション技術,最適化手法の発展により,最適設計への関心が高まってきています.このセッションでは,構造,流体,電磁場,それらの連成問題を考慮した最適設計に関係するさまざまな研究内容を発表・議論し,この分野の現状や動向を把握できる場を提供したいと思います.
- 4. 地盤力学における数値解析
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村上 章(京都大学),野田 利弘(名古屋大学)地盤力学における新しい解析法の展開や数値解析の応用で得られた知見に関する講演を募集する.
- 5. 流体情報・可視化
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白山 晋(東京大学),渡辺 崇(名古屋大学),計算工学においてもノウハウの蓄積,利用,技術伝承や作業の効率化等の研究が広まりつつある.情報処理技術との融合が進む領域である.本OSでは流体情報フォーカスし,現状や今後の展開について議論する.
荒木 文明(海洋研究開発機構) - 6. 不確かさのモデリング・シミュレーション
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坂田 誠一郎(島根大学),高野 直樹(慶應義塾大学),ASME V&V で注目される本テーマに関し,荷重や物性値等の不確かさを考慮した解析及びロバスト設計,モンテカルロ法や展開法等の計算手法改良,市販ソフトの関連機能使用事例,ばらつきの定量化のための実験など幅広いご講演を募集します.
長谷川 浩志(芝浦工業大学) - 7. GPGPU コンピューティング
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青木 尊之(東京工業大学)画像表示の目的で開発されてきたGPUを一般の計算に用いる GPGPUコンピューティングが広く普及してきている.2010年11月のスパコンTop500では,1位,3位,4位がGPUスパコンであり,これからの科学技術計算の主流なる勢いである.本セッションでは計算工学へのGPGPUの適用に関する発表を募集する.
- 8. 波動解析の理工学問題への応用
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中畑 和之(愛媛大学),斎藤 隆泰(東京工業大学)弾性波,音響波,電磁波等の伝搬・散乱解析に関する事項全般を対象とする.また,これらを理・工学に応用した事例として,周波数応答解析,固有値解析,過渡応答・波動伝搬の可視化,各種解析アルゴリズム(大規模・高速計算)等,さらに,逆散乱解析,アコースティックイメージング等への逆問題のトピックも募集する.
- 9. 有限要素の開発と評価・検証
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山田 貴博(横浜国立大学)有限要素法における要素に焦点をおき,新しい要素の開発,従来の手法の特性や性能の評価を考えるとともに,実際の問題を解くことを念頭に置いた検証の方法とその結果等を議論する.
- 10. 計算手法の数理解析と現実問題への適用
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田上 大助 (九州大学),藤間 昌一 (茨城大学)本OSでは,産業界で見られるような現実問題に対する数値シミュレーションにおいて,新たな数理モデルの構築,開発した計算手法の数理的誤差評価や現実問題への適用,などを中心とした話題を元に,その信頼性向上について議論を行う.
- 11. メッシュフリー法/粒子法
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越塚 誠一(東京大学),酒井 譲(横浜国立大学), 萩原 世也(佐賀大学)メッシュフリー法/粒子法の研究は盛んに行われている.さらに最近応用研究が発展しつつある.これらの成果を集め,公表する.
- 12. き裂解析に関する最新の数値解析手法
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岡田 裕(東京理科大学),長嶋 利夫(上智大学),き裂・き裂進展解析や構造健全性評価に関する数値解析(X-FEM,s-FEM,破壊力学,ハイブリッド法,き裂の大規模解析,破壊力学パラメータなど)の研究成果に関する講演を募集する.
河合 浩志(東京大学),菊池 正紀(東京理科大学) - 13. 流れの計算法
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奥村 弘 (富山大学),藤間 昌一 (茨城大学)着実に進展する様々な流れの計算法の理論と応用(流れの方程式の計算法,境界条件の計算法,最適化問題の計算法,精度,安定性,保存性の検討,計算機実装など)について,議論と情報交換を行う.
- 14. ソフトコンピューティングとその近傍領域
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新宮 清志(日本大学)ファジィ理論,ニューラルネットワーク,遺伝的アルゴリズムなどのソフトコンピューティング技術とその近傍領域について,それらの基礎・応用研究などを対象とする.
- 15. ベンダー・ユーザーセッション
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梅津 康義(JSOL),大井 秀哉(メカニカルデザイン),設計や生産技術の支援にCAEシステムの利用は一般的なものとなっており,研究開発の面でもCAEの高度な利用方法による複雑な課題への取り組みが盛んである.本セッションではCAEベンダーとユーザーまた官学界との連携による研究例などを中心に,市販ソフトの活用事例や,カスタマイズの事例を取り上げる.
石田 智裕(サイバネットシステム),澤田 有弘(産業技術総合研究所),
猿渡 智治(JSOL) - 16. 製品開発とCAE
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田辺 誠(神奈川工科大学)各種の工業製品の開発に必要な様々な力学現象の解析,シミュレーション,プリポストやそれらの特色あるCAEシステムの開発や適用事例,およびそれらの関連分野.
- 17. ものづくりにおける計算工学活用
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佐々木 直哉(日立製作所)内容:以下の研究内容を募集します.
・ものづくりにおける計算工学の活用事例
・シミュレーション結果をうまく利用したものづくり例
・課題設定、解決のためのモデリング
・シミュレーションと実験、計測の比較検証
・シミュレーション結果の解釈・分析技術
・CAD/CAE/知識、データ活用等の設計システム
- 18. 先進並列シミュレーション
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奥田 洋司(東京大学),中島 研吾(東京大学),塩谷 隆二(東洋大学)マルチコアなど最新のアーキテクチャを念頭に,大規模シミュレーションに必須の各種並列化技術,並列ソルバー(前処理を含む)について,ライブラリ開発からアプリケーションに至る最新の研究動向を議論する.
- 19. 計算工学とデザイン
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氏家 良樹(慶應義塾大学),柳澤 秀吉(東京大学)デザイン・設計において活用されている様々な計算工学的アプローチをテーマとして,実務者・研究者の方々から幅広く講演を募り,現在までの研究成果や新たな研究課題に関する議論や情報交換を行う.
- 20. 複合材料・セル状材料
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松田 哲也(筑波大学),奥村 大(名古屋大学),荒井 政大(信州大学)本OSでは,複合材料・セル状材料の開発および特性評価に対する計算工学的アプローチ,実験的アプローチ,あるいはその両面からのアプローチ等について,幅広く情報交換・議論を行う.
- 21. 次世代CAD/CAM/CAE/CG/CSCW/CAT/C-Control
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萩原 一郎(東京工業大学)
- 22. PSE/計算機科学・教育
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松本 正己(米子工業高等専門学校),川田 重夫(宇都宮大学),計算機科学・産業・教育支援のためのフレームワークとしてのPSE(問題解決環境)に関連する(1)PSEフレームワーク,PSEシステムとその応用 (2)計算機科学に関する産業応用・ネットワーク・可視化・教育・研究分野の支援システムについて,幅広く講演を募り,研究成果について議論や情報交換を行う.
宇佐見 仁英(玉川大学/国立情報学研究所),宮地 英生(サイバネットシステム) - 23. 材料モデリングに関する産学マッチング
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菊地 厖(日鐵テクノリサーチ),吉田 純司(山梨大学),材料モデリングに関して,産業界,学界の双方向から活発な議論ができる場を設定したいと考えた企画です.たとえば「先端の材料モデリング技術の材料開発へと活用法,あるいは実際の現場に役立つ計算技術」など幅広い内容の論文を募集します.
永井 学志(岐阜大学),浅井 光輝(九州大学) - 24. 経年劣化の計算力学
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鈴木 克幸(東京大学),寺田 賢二郎(東北大学 )材料の経年劣化現象による構造物の耐久性およびライフサイクルコストの評価を目的とした,物理・化学現象の連成挙動の数値シミュレーション手法について議論する.
- 25. 境界要素法/高速境界要素法
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西村 直志(京都大学), 松本 敏郎(名古屋大学)境界要素法の新しい理論的展開や応用,高速多重極法,ウエーブレット基底などを用いた境界要素法の高速解法,並列計算アルゴリズムやGPUの利用などに関する講演を募集する.
- 26. 生体システムのモデリングとシミュレーション
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坪田 健一(千葉大学),小関 道彦(信州大学),野崎 一徳(大阪大学),生体システムを対象とした工学的・物理化学的な視点に立つ数理モデリングと計算機シミュレーション,ならびにモデリングとシミュレーションに必要な実験計測.
百武 徹(横浜国立大学),中村 匡徳(大阪大学) - 27. 社会・環境・防災シミュレーション
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吉村 忍(東京大学),酒井 譲(横浜国立大学),樫山 和男(中央大学),環境,災害,防災,交通,経済問題などへの社会的関心の高まりにより,これら分野へ計算力学・シミュレーションを適用する研究者の議論の場所として本OSを企画します.多数のご参加をお待ちしています.
市村 強(東京工業大学),北 栄輔(名古屋大学) - 28. マルチボディダイナミクス・機構解析
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杉山 博之(東京理科大学),曄道 佳明(上智大学 )マルチボディダイナミクス,機構解析におけるモデリング,解析手法,実験検証などの研究を幅広く募集します.
- 29. 自由・移動境界問題
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岡澤 重信(広島大学),樫山 和男(中央大学)自由・移動境界問題を解くための数値解法はLagrangeおよびEuler的解法に関わらず近年様々な手法が提案されており,解析精度と適用性が向上しこれまで解析が困難であった自由・移動境界問題を解析可能にしつつあります.このような今日の計算工学における重要な課題である自由・移動境界問題を,様々な観点から議論する場を設けるために本OSを企画しました.
- 30. ボクセル系計算手法の進展と周辺技術
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小野 謙二(理化学研究所),小川 隆申(成蹊大学),直交格子にもとづいた計算は,実用計算や画像ベースの解析などにおいて有効な手段として注目されている.これらの計算手法およびプリ,ポストを含む関連する周辺技術全般を対象として,講演論文を募集し,研究者・技術者間の情報交換を図る.なお,流れとしては,非圧縮性流れ,圧縮性流れを問わない.
白崎 実(横浜国立大学) - 31. インパクトバイオメカニクス,衝突安全
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弓削 康平(成蹊大学),西本 哲也(日本大学 ),自動車の衝突安全,インパクトバイオメカニクス,及びそれらに関連する分野の講演を募集します.
岩井 信弘(日産自動車),江島 晋(日本自動車研究所) - 32. 流体・構造連成問題
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渡邉 浩志(東京大学),澤田 有弘(産業技術総合研究所)流体・構造連成解析の新しい手法の開発やベリフィケーション,さまざまなアプリケーションに関して議論や情報交換を行う.また,流体・構造以外でもさまざまなマルチフィジックス現象の連成解析手法に関しても歓迎する.
- 33. マルチスケール解析
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只野 裕一(佐賀大学),松井 和己(横浜国立大学),高橋 昭如(東京理科大学)材料のナノスケールからマクロスケールまでを橋渡しするマルチスケールモデリングおよび解析手法,ならびに構造物のマルチスケールシミュレーション手法に関する研究発表を幅広く募集する.
講演申込ページ
講演申込は終了しました.多数お申込みくださりありがとうございました.
WEBからの投稿は終了しました(3月28日付).
For people from other countries:
If you find any difficulties to fill the application form instructed in Japanese, please consult conference committee.