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会長挨拶会長挨拶

日本計算工学会第13代会長 佐々木 直哉

 日本計算工学会は、計算工学・計算力学の発展・進展を希求する学術団体として、第3回世界計算力学会議(1994年、千葉)(WCCM III)を契機に1995年に設立されてから25年を迎えました。今期からこのような歴史を受け継ぐ本会の会長を拝命したことは、大変光栄に感じております。

 本会におきましては、現在、多くの学会で会員数の減少が大きな問題になっている中で、本会の会員数は非常に堅調に推移しており、計算工学講演会の参加者数、発表件数についても、ここ数年は、増加傾向にあります。このような状況は、本会が社会からのニーズに適切に対応しながら、期待されていることのひとつの表れと認識しており、今後、この流れを維持しさらに加速できることが望ましく、会長の責任の重大さに身の引き締まる思いがいたします。会員の皆様にご支援、ご助力をいただけることを信じ、職務を全うすべく全力を出し切る所存でございますので、なにとぞよろしくお願い申し上げます。

 これからの時代、新しい情報技術や最先端科学の急激な進展に伴い、社会や学会を取り巻く環境は複雑化しております。一つの方向性として、Society5.0やSDGs、 AI、IoT等の大きな動きや技術の変化・進化、今回のCOVID-19のようなウィルス感染等の予測不可能な現象など、人や社会、自然、情報・機械システム等の関係性において、アナリシスやシンセシスとしての特徴を活かした計算工学的アプローチに基づく、"現象やシステムをシミュレーションで俯瞰し異分野をつなげる方向感覚やデータを通した多様な相互作用"が大きな課題解決や「新たな価値」を生み出すきっかけになると思われます。他方、情報分析過剰の風潮に抗い、原点として、複雑現象解明に根ざした専門性の深化もさらに推進することが大切です。

 したがって、現状をよく分析し、改めて"日本計算工学会の強みは何か"を自問自答しながら、技術者や研究者にとって魅力がある、新しい技術や手法や考え方の発信とその手がかりを掴める交流の場の提供、それに対応した人材育成等を推進して行くことが今後も取り組みべき活動内容だと考えられます。

 さらに、今回のパンデミック等の社会機能が麻痺をした状態においても、ある程度円滑な学会活動ができるようなレジリエントな運営の仕組み作りも検討していきます。

 学会の大きな役割の一つは多様な人が集い、対話する、新たな気づきや交流が生まれる場所を提供することであります。本会では主力行事である計算工学講演会をはじめとして、さらに各種講習会や特徴ある研究会、学生サマーキャンプ等を開催し、テーマ毎に議論、学習する場を設けており、その活動も年々活発になってきています。計算工学講演会においても、情報交流と産学連携の入り口として、中小企業活用や地方創生の視点で公設試主体のシンポジウムなど、他学会にはない取り組み等も実施しています。このような活動を継続するとともに、まだ数が少ない企業会員も含め、多くの会員が参加しやすい環境、仕組みを整えていくことが、魅力ある活動として、計算工学分野の豊かな人材の育成と持続的発展につながるものと考えます。

 一方、今後、COVID-19の事態で経験したように、出会いや触れ合いの場としての学会機能が困難な場合も想定し、遠隔でも会員が行事に参加できるような、ITやオンライン活用等の仕掛け作りを検討します。

 計算工学・計算力学は、CPS(Cyber-Physical System)分野におけるサイバー空間での有用な技術や手法、考え方として、数理情報科学やデータ解析等との連携も踏まえ、活用される分野が様々なところに広がってきています。本会が果たすべき役割の一つは、このような社会的な要求に応える研究、技術開発、普及啓発を牽引することです。そのためには従来からの研究分野に加え、これまでとは異なる協調領域の概念や新分野、考え方の提案が不可欠です。さらに技術を価値につなげるため、これまでの現象理解のための解析から、活用するための解析へ進展する設計文化を広く醸成していく活動も大切になります。そのため、新しい時代に対応した計算工学の進化、変貌への布石について、関係者で議論を進めて行きたいと思います。

 したがいまして、2020年度の活動方針としては、

『多様な変化に応えられる魅力的な学会をめざし、計算工学の深化と進化、普及展開、人材育成を推進する』

 と掲げました。

 今後は具体的な施策を立案し、実行に移すことで、計算工学分野のさらなる発展の礎を築くべく努力する所存であります。会員の皆様には叱咤、激励をいただきますよう、お願い申し上げます。

日本計算工学会会長 佐々木直哉佐々木直哉(ささき なおや)
1982年 東北大学大学院工学研究科機械工学専攻修士課程修了
1982年 (株)日立製作所 機械研究所入所
2002年  同 高度設計シミュレーションセンタ長
2014年 (株)日立製作所 研究開発グループ 技師長 現在に至る。
1995年 博士(工学)
銀行端末やプリンタ、HDD等、メカトロニクス製品、流体機器等の開発に従事。また、各種シミュレーション技術の開発、普及展開を推進。専門は計算科学、分子動力学研究や流体シミュレーション研究、媒体搬送。
内閣府SIP「革新的設計生産技術」プログラムディレクター(2014~2018)
日本機械学会会長(2018年度)
日本機械学会フェロー、日本計算工学会フェロー、日本学術会議連携会員、日本工学アカデミー会員